電気の無駄を省く!自動電圧制御装置MXVR

私たちの暮らしや企業の営みにとって、必要不可欠のエネルギー・電気。その需要は年々増え続け、CO2の発生にともなう地球温暖化など、環境に及ぼす影響が国際社会の大きな問題となっています。私たち一人ひとりが、そして各企業が、環境問題にいかに取り組むか、今その姿勢が問われています。

そこで、企業の省エネ対策を簡単・安全に、しかも高い効率でサポートする節電装置として開発されたのがMXVRです。

MXVRは電力会社から供給される電圧を自動的に調整して電気の無駄を省き、地球環境を損なうことなく経費を削減する、いわば未来型の省資源装置なのです。

自動電圧制御装置MXVR

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無駄な電圧カット!

電力会社から供給される電力の電圧は、電気事業法により95V-107Vの範囲と定められています。しかし電力の需要は季節や時間帯で増減するので、使用のピーク時でも電圧が低下しないように、絶えず高めの電圧が供給されています。この無駄な電圧を制御することにより、MXVRは消費電力を削減します。

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基本料金もカット!

MXVRを設置するだけで、電灯関係の使用電力量を8~13%、動力関係の使用電力量を6~10%カット!その結果、基本料金も節減します。

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制御のしくみ

1. 動作原理

図1

MXVRは、単相(照明用)・三相(動力用)でも各相ごとに分路変圧器と5組のサイリスターにより最適出力電圧を得るTAPを自動選択して直列変圧器に供給します。(図1参照)。更にゼロ電流切替方式によりサージを防止します。

2. 精密な制御

TAP電圧の間隔を1.5%にして(図1参照)、1V以内の精密な制御を可能にしました。また自動モードでは事前に設定した出力電圧を保つので、最大の電圧降下率を設定しても、最低供給電圧を下回る心配はありません。

3. バランス効果

同一鉄芯に巻かれた従来の節電器とは大きく異なり、MXVRは「中性線」(N)を取り込むことによって、各相ごとに2台のトランスで個別に制御します。従って相間の電圧差が大きいときでも、各相で設定した電圧を自動的に保つので、相間の電圧がバランスされ省エネ効果が高まります。(図2参照)

図2

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MXVRのメリット

1. あらゆる容量・ニーズに対応!

各相を個別に制御するので、100Aから2000Aの大容量まで、また照明用のみならず動力用でも、あらゆる電圧機器に安全に対応できます。

2. 高性能と高い信頼性!

主要部分に高効率変圧器を用いて構造を単純化。故障が少なく性能も安定し、避雷サージ対策も万全なので、安心して使えます。また他の省エネ機器(インバーターなど)と違ってノイズ(高調波)を発生しません。

3. 電気設備の寿命延長!

照明機器は高い電圧で使用するほど寿命が短くなりますが、MXVRの自動制御により最適な電圧が保たれるので、電気機器の寿命も延びます。

4. 受電設備に余裕発生!

有効電力を減少させてデマンド値を抑制し、基本料金を下げると同時に皮相電力(総電力)も大幅に減らすので、変圧器の容量に余裕が生まれ、現有受電設備のままで新たな設備(負荷機器)の増強が可能となります。

5. 安定化電源の機能!

時間によって変動する受電電圧を、事前に設定した出力電圧に維持するので、省エネ機能のみならず安定化電源の機能も発揮して、操業と品質の安定に貢献します。

6. 保証や保険で安心

保証期間は3年間。この間の故障は、無償で修理または交換いたします。さらにAIUにて1件あたり3億円のPL保険で補償されています。

7. 省エネ効果が一目瞭然!

オプションのモニターを付けると、電力消費量の削減効果が一目瞭然で判明。しかも1年分のデータが保存されます。

入力電圧と使用電力量の変化例

以下のグラフが示す通り、入力電圧は使用電力量とは無関係に変動していますが、負荷側の出力電圧はほぼ一定に保たれます。その結果きめ細かい滑らかな制御により、省電力効果は最大で15%に及びます。

使用量の多い時間帯

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